ドライブトレイン

かつて修理工場に、異音があると持ち込まれた車は、この三十年間、二日に一台といっても過言ではないと思います。
近年めっきりその数は減りましたが、十五年ほど前は一日数台持ちかまれることもざらにありました。
特に国産のH者の車は、車種に限らす右にハンドルを切ると異音が発生するのは、修理屋の常識でしたし、ほかに運転中の振動で、非常灯や芳香剤から音が出ているのが気づかない人はざらにいました。また多いのはダッシュボードやガラスの取り付けがよくある異音の原因でした。これらは比較的簡単に原因見つけられ、対処方法も簡単でした。
しかし、ドライブトレインから発生する異音に関しては、原因を見つけるのも時間がかかり、修理するのもまた、たいへんでした。

 
経験から、駆動系の異音として多いのはギヤから発生が多く、分解してよくよく見てと磨耗によるガタです。しかし中には異音を気にせず走り続ける人のいて、分解して見ると歯車の先が、目に見えて細っていることがあります。そこで、新品に交換するのですが、それでも収まらない、または、これまでと違う異音が出ることが度々あります。多いのは減速時に口笛を吹くような音、中低速でのガタガタ音です。
十分説明しても、クレームで再修理になった経験があります。面倒でも再度分解して原因を調べると、ギヤ受けまで磨耗していて、そこから異音が発生するのです。異音がでてギヤにガタがあるのに、無理に走り続けると、ギヤ受けまで逝ってしまいます。
部品交換時の経験として、必ずギヤ受けの磨耗も点検するようにしています。

コメントは受け付けていません。